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トイレの無い石綿
今後40年に渡り、120万戸家屋が解体、300万dの石綿ボードが廃棄

破砕するとアスベストが簡単に飛散
総量14万dの吹き付け石綿で大騒

 アスベスト汚染の規模

 アメリカ議会は今後50年間に石綿訴訟での賠償金を1500億ドルと試算。150万件の石綿訴訟を想定しています。

 日本においては、中皮腫の死亡者は年間800人前後でしたが、今後大幅に増え、2039年までに10万人が死亡すると予測しています。救済費用の総額を、環境省幹部は「数千億円」とみています。アスベスト対策が2040年までに完了出来る事を願っています。
 日本では、石綿の大半が家屋建材として残っています。建て替えの世紀に入り、200-300万dの石綿ボードが廃棄されます。埋め立て処分場が既に限界であり、トイレの無い状態です。原発では放射性物質のトイレ確保を前提にしています。
不法投棄・減容化破砕・他廃棄物への混合等などにより、二次汚染が気になります。
 国土交通省・環境省・自治体・農林水産省・厚生省が一体となった、包括的な指針が待たれます。因みに、対策が10年遅れる毎に10万人が被災します。

吹き付けアスベストの除去費用が2兆円-僅か14万dの石綿処理で

 アスベストが吹き付けられた建物の解体は、2010〜20年がピークとされます。環境省によると、禁止されるまでに吹き付けられたアスベストは約14万トン。すべて除去する費用が1兆円。最近では2兆円必要で、廃棄量が80万dに増加。危険作業が45日も拘束されます。包括的で安全・完全な処理材。3Rを前提とした処理材。標準化・迅速化・低廉価が望まれます

吹き付けアスベストの劣化・風化状態

 吹き付けアスベストの危険性は、劣化風化によって飛散しやすい状態となっています。

層表面の毛羽立ち

繊維のくずれ

たれ下がり

表面の毛羽立ち

 

繊維のくずれ

 

たれ下がり

下地と層間の浮き・はがれ

 

層の局部的損傷・欠損

 

層の損傷・欠損

下地との浮き・はがれ

 

局部的損傷・欠損

 

損傷・欠損

 吹き付けアスベストの除去は2010年から始まります。その間、セメント・樹脂塗料による固定化・飛散防止処理が施されますが効果が不十分な為、更に、囲い込み工法、封じ込みを必要とします。封印効果は10-20年しかありません。この工事費用も馬鹿になりません。更に廃棄量が増大し、除去作業が複雑になります。

石綿含有ボード、1.2億トンの行方。解体廃棄の際、仕分選別が重要

石綿ボードは、剛性に優れるが、衝撃に弱く、もろい。破壊されると簡単に石綿が飛散します。
*破砕禁止、そのまま埋め立て処分を義務化しています。
*解体・改修段階で、石綿材であることを示すラベルがない為、意識的に一般建設混合廃棄物に紛れ込む!?
*紛れ込むと、非常に厄介な存在となり、不法投棄・破砕による汚染が各地で発生します。
*社会問題化しても、回収は困難を極める。21世紀中に中皮腫根絶は出来ない。

1.2億dの石綿ボード処分には、解体廃棄の際、仕分け選別の徹底。廃棄とリサイクルの一体化が強く望まれます